家族が増えるのって、嬉しいですよね。
上の子も兄弟が産まれてくるのを楽しみにしている様子を見ると、パパやママも笑顔になります。
でも、一人目のときと違って『出産のときに上の子をどうするか』という問題も。
わが家は当初、上の子(娘)は立ち合いさせる予定はなかったんです。
でも、結果として立ち会わせることになりました。
そこで今回は『子供を立ち合い出産させても大丈夫なのか?』
メリットやデメリット、事前準備や気をつけることなどについて、詳しく書いていこうと思います。
これから出産を控えていて、上の子の立ち合いに迷っているパパやママの参考になれば嬉しいです。
助産師が推奨していた立ち会い出産
私が下の子を出産した病院では、子供も立ち合い出産に参加させることを推奨していました。
34wの妊婦検診のときの話です。
出産が近づいているので、助産師さんに産院のLDRや病室などを案内してもらいました。
その時は小学1年生の娘も一緒だったんです。
「お姉ちゃんも一緒にお産を見れるから、産まれるの、金曜日の夕方とか夜とかだといいねー。」
と、娘に話しかける助産師さん。

え?娘も立ち合い?
私たち夫婦は、子供を出産に立ち会わせるのを、想定していませんでした。
でも、助産師さんは「できることなら、上の子も立ち合い出産に参加させた方がいい」と言っていたんです。

ねぇねぇ、上の子も立ち合いできればさせた方がいいって、助産師さんが言ってたよ。

そうなの?うーん、でも大丈夫かな…?
それから、本格的に子供の立ち合い出産への参加について考えるようになったんです。
立ち会い出産のメリット・デメリット
子供を出産に立ち会わせることについて、何も考えずにすんなりYESとは言えないですよね。
まずは、メリットとデメリットを考える必要があります。
でも、このメリットとデメリットは、上の子の性格にもよるので、どうしても憶測でしかないんですよね。
考えられるメリット
- 生命の大切さが分かる
- 下の子への愛情が湧く
- 自分を産んでくれたママへの感謝の気持ちを持つ
- 「1人でお留守番大丈夫かな?」「お産の間、上の子を見てくれてる人の言うことをちゃんときいているかな?」などの心配がいらない
メリットとしては、子供の『慈しむ心』を育てるということが一番なんじゃないかと思います。
考えられるデメリット
- ママが苦しそうな事に恐怖を抱き、トラウマになる
- 大量の血を見る可能性がある
- 騒いでお産の邪魔になる可能性がある
一番恐れるべきデメリットは『トラウマになる』ということですよね。
性別や年齢も関係してくる
これに加え、上の子が女の子なら『ママが苦しんでいるのを見て、自分は将来出産したくないと思ってしまう』という事も考えられます。
逆に『生命誕生の感動に触れて、将来助産師になりたいと思う』というケースだってあるんですよね。
上の子が男の子であれば、よりデリケートな問題になってきちゃうから、親としても神経を使わなきゃいけないです。
また、年齢によっても差がでてきてしまうと思います。
極端にいえば、上の子が小さければ小さいほど立ち会わせても大丈夫な可能性が高いです。
『子供を出産に立ち会わせるのは、最高の性教育』とも言われるけど、メリット・デメリットを考えると「それは良い結果になればね…」って話なんです。
悪い方に転ばないとは言い切れないんですよね。
何を基準に決める?
上の子を立ち合い出産に参加させるか させないかは『子供の性格×デメリット』を考えて決めるのがいいと思います。
わが家の娘は、出産に立ち会ってもトラウマになるタイプではないと、私たち親は思いました。(性格的にあまり繊細なタイプではないので)
娘の場合は、先ほど挙げたデメリットが当てはまらない可能性が高かったんです。
なので、わが家はタイミングがあえば娘も一緒に立ち合いさせることにしました。
メリットに関しても考えたいところですが、上の子の立ち合い出産に関してはデメリットの方が重要です。
メリットは他の経験でも補えるけど、デメリットは当てはまってしまうと、この先の子供の人生にまで関わってくる可能性もあるからなんです。
なので、上の子の立ち合いを決めるときは、子供の性格とデメリットを考えることをおすすめします。
子供を立ち会わせるときの事前準備
上の子を立ち会い出産に参加させると決めたら、事前準備を始めます。
ここで、わが家が実践した準備をご紹介しますね。
病院に伝える
タイミングが合えば、上の子を立ち会い出産に参加させたいということを、病院に事前に話しておきます。
バースプランを立てるときとかに、一緒に書いておくと良いと思います。
「子供が血を見なくて良いように配慮して欲しい」
「緊急の場合は、子供と旦那さんを一旦外に出して欲しい」
など、具体的な希望も伝えられると更に良いです。
デメリットになり得るものを、病院にも協力してもらって潰しておくと安心です。
このときに、同じ病院で子供を立ち会わせた例などについて、聞いてみるのもいいと思います。
出産に立ち会うことを子供に話す
もちろん、子供にも「ママが出産するときに一緒に立ち会う」ということを伝えておきます。

ママも赤ちゃんも頑張るから、お姉ちゃんも一緒に頑張ろうね!
わが家では「出産するときはすごく痛い」ということや「赤ちゃんもママも命がけで出産する」ということも話しました。
何日もかけて『出産って、こういうもの』というのを伝えたんです。
立ち会えない時のことも考える
夜中とか学校に行っている時間とか…上の子が出産に立ち会えない時のことも考えて、準備しました。

赤ちゃんは、いつ出てくるか分からないよ。
小学校から帰ってきたら、ママが病院に行ってて居ないこともあるかもしれないよ。
- 学校から帰ってきたらやることを紙に書いて見えるところに貼る
- 普段からやることリストに沿って生活する
- 妊婦健診をワザと午後にして「帰ってきたらママが病院」というシチュエーションを作る(子供に事前に知らせておいて、予行練習をする)
- もし、学校から帰ってきてお家に誰も居なかったら、ママやパパに連絡を取る方法を教える(電話等)
具体的には、上記のことをしました。
娘に説明しながら、何度も繰り返し練習。
これは、出産のときだけじゃなく、その後も何かあったときに役立つので、やっておいて損はないと思います。
子供の自立にも役立ちますよね。
子供の立ち合い出産の注意点!
上の子を立ち会い出産に参加させるときに、ママが気をつけなきゃいけないこともあるんです。
上の子の出産のときに「痛みですっごい叫んだ」というママや「痛すぎて旦那さんに怒鳴った」というママもいると思います。
出産って、尋常じゃないくらい痛い。
この世の痛みとは思えないくらい痛い。
なので、叫んだり怒鳴ったりするのも当然です。
ただ、上の子を立ち会いに参加させるときはママがそういう状態になっても大丈夫か?ということを考えて欲しいです。
第二子だから、前回の出産を参考に、ママもなるべく冷静に出産できれば…と思います。
私の場合、娘が立ち会った第2子の出産は、叫んだり怒鳴ったりはなかったものの、余裕が全くありませんでした。
陣痛中に娘が、折り紙をハートの形に折って渡してくれたのですが(ママ頑張って!ということで)

今はムリ…
と、受け取りを拒否してしまいました。
あとから考えたら、娘には申し訳ないことをしたと思います。
受け取るくらいできたはずなのに。
こういった問題は、パパにも協力して欲しいです。
ママが陣痛で大変なので、上の子をコントロールする役をお願いしたいんです。
その後のフォロー
立ち会い出産が終わったあとも、フォローを忘れずにしたいですよね。
娘は弟が産まれた瞬間、泣いていました。
あとから理由を聞くと「なぜか分からないけど涙が出た」とのこと。
上手く言葉にできなくても、感動したんだと思います。
そして「ママ、血がいっぱい出てた」とも。
助産師さん達が、血を見ないようにと「こっちに来ないでね」って誘導してくれていたんですが、見ちゃったんですよね。
出産して胎盤を出した後だったし、たぶん真っ赤だったと思います。

びっくりしたけど、ママが元気だったから平気だと思ったー
娘の場合は平気そうでしたが、繊細な子だとしっかりフォローしてあげることが必要だと思います。
賛否両論だけど、自分たちにとってベストを選ぶべき!
- 子供の立ち会い出産は『性格×デメリット』で考える!
- 事前準備を怠らない!
- 出産のときはママもなるべく冷静に&パパは最大限のサポートを!
- 出産後の上の子のフォローも大事!
子供の立ち会い出産には、いろんな意見があります。
「子供を出産に立ち合わせるなんて親のエゴだ!」「ある意味、虐待だ!」という意見もあれば
「子供の立ち会い出産は、最高の性教育!」「家族への愛情や思いやりが増す!」という意見もあるんです。
子供を立ち会い出産に参加させると言うと、ママ友や親など周りにいろいろ言われることもあるかもしれません。
でもハッキリ言って、そんなの関係ないんです。
赤ちゃん含め自分たち家族にとって、一番いい出産になるように『夫婦で話し合った結果』が、正解なんだと思います。
わが家は、家族みんなで臨んだ出産でしたが、下の子が産まれた瞬間に家族そろって号泣でした。
パパは、私と子供達を。
娘は、パパママと弟を。
私は、パパと子供達を。
みんながみんなを想い合う…そんな出産でした。
そして産まれた息子は、この世界に出てきてすぐに家族みんなの想いに包まれることができました。
なので、上の子を立ち会い出産に参加させることができて、本当に良かったと思っています。
家族にとって、出産は一大イベント。
私たち家族の今回の体験が、子供を立ち会い出産に参加させるかどうか、迷っているパパとママの参考になれば嬉しいです☆
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