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か弱くて、まだいろんな機能が未発達の赤ちゃん。
大切なわが子のことなので、病気やアレルギーなど些細なことでも心配になりますよね。
「なんだか呼吸音が喘息みたいな気がする…」私は子供が新生児のときに気づきました。
でもこれって、喘息の兆候なの?
病院に行った方がいい?
現在9歳の娘は、成長過程で「喘息気味」と診断されましたが、発症せずに元気に育っています。
今回は私の体験を通して、赤ちゃんの喘息の発症時期やゼーゼーする呼吸音の理由と喘息を発症しないためにできることなどをご紹介します。
赤ちゃんの喘息っていつから分かるの?
喘息の人って意外に多くて、結構ポピュラーな疾患なんです。
子供の3%が気管支喘息…といわれていて、年々増えています。

常に溺れているようなもの

息を吸っても、酸素がほとんど肺に入ってこない
聞いているだけでも苦しそうですよね。。。
でも、喘息と一口にいっても、症状の重さは人それぞれ。
発症時期も子供のときになる人もいれば、40歳を過ぎてからなる人もいます。
可愛いわが子が喘息になったら…
そんな不安を感じているパパやママも少なくないと思います。
赤ちゃんの喘息っていつから分かるんでしょうか?
喘息は遺伝することもある!
“喘息は遺伝する”
自分が喘息だ!というパパやママにとっては、とても恐ろしい事実…
我が家の娘も、風邪からの咳が長引いて受診した時に「お父さんやお母さんは喘息か?」というのをお医者さんに聞かれました。
でも「喘息は“確実に”子供に遺伝する」というわけではないんです。
咳が長引いて受診したときに、娘は「喘息気味だね」と診断されて、寝る前のお薬を1ヶ月分 処方されました。
そして苦しそうな咳の症状がなくなるまでの3ヶ月間、お薬を飲み続けました。
3ヶ月も咳が続くのって、病院に通っているとはいえ結構心配になります。
私は小児喘息だったし、旦那さんは今でも喘息。
喘息が遺伝する可能性があるならば、娘に遺伝してもおかしくない状況です。
だけど現在9歳になる娘は、今は喘息の症状は全くありません。
やっぱり喘息は、確実に遺伝するわけではないんですね。

もしもわが子が喘息だったら、いち早く知って対策したい!
喘息になるのはいつから?
じつは、小児喘息の80%が1歳~3歳までに発症するという調査結果があります。
また、赤ちゃんの喘息は生後6ヶ月頃から発症する子が少しずつ増えてきます。
突然発症するというよりは、風邪をきっかけに発症することが多いんです。
とはいえ、3歳を過ぎて喘息にならなかったら、そのあとも大丈夫!というわけではありません。
私の場合、喘息を発症したのは10歳のとき。
当時、お遊び程度に柔道のスポーツ少年団に入っていました。
入団してから数ヶ月たった頃に風邪をひいて受診したのですが、小児喘息と言われたのは そのときです。
風邪の診察が終わり、点滴を受けながら咳をしている私を見て看護師さんが「喘息みたいな咳だね」と。

え?喘息?お医者さんには言われなかったけど?
って…さっき診てくれたお医者さんは、何を診たんだ?
ヤブ医…(笑)
看護師さんが私の咳のことをお医者さんに話し、点滴が終わるともう一度診察室へ。
「うん、喘息っぽいね。畳から出る埃のせいかもね。柔道やめなさい」とお医者さん。
さっきは喘息と診断できなかったヤブ……の言葉をすっかり信用する母。
こうして私は、まだ寝技しか教えてもらっていない柔道をやめたのでした。
そして、柔道をやめてから1年もしないうちに、風邪をひいても喘息の症状は出なくなりました。
さて、わが子の喘息疑惑ですが、最初に「喘息っぽい?」と私が思ったのは生後3週間のとき。
そして症状が出て「喘息気味」と診断されたのは3歳のとき。

じゃあ、新生児の頃のゼーゼーした呼吸音は何だったの?
新生児の喘息みたいな呼吸!

あれ?なんか呼吸音がおかしい?
気づいたのは新生児のときの授乳中です。
一生懸命に母乳を飲むわが子。
だけど息が荒い。痰が絡んだみたいなゼーゼー音が聞こえる…
喘鳴(ぜんめい)といいますが、授乳中の呼吸がなんとなく苦しそうな…

喘息だったらやだな…
自身の喘息の経験や旦那さんの発作を見ているので、とても心配になりました。
しかし、この喘息みたいな呼吸音の正体は、喘息ではなかったんです。
喘息ではない!授乳中の苦しそうなゼーゼー音!
赤ちゃんは気管もまだ未発達。
上手に飲めているように見えるけど、母乳やミルクを飲むのも練習中なんですね。
なので、食道と気管の分かれ道によだれや母乳、ミルクが残っているとそれが振動して喘息のような音がするのです。
「喘息ではない」とはいえ、授乳中に苦しそうな呼吸音を聞くと、なんだか心配になってしまいますよね。
ですが、わが子の新生児の頃からたまにあった授乳中の苦しそうなゼーゼー音は、月齢が進むにつれていつの間にかなくなっていました。
ちなみに、赤ちゃんが授乳中に苦しそうな呼吸をするのは、むせることも関係しています。
授乳中にむせる赤ちゃんの記事も参考にしてみてください。

喘息予防は、喘息の原因を知ること!
授乳中に赤ちゃんが苦しそうな呼吸音をしている理由は分かりました。
ですがこの先、喘息にならないようにする方法はあるんでしょうか?
喘息予防の第一歩は原因を知ることから!です。
- ハウスダストやダニ、カビ
- ペットの毛
- 花粉
- 風邪などのウイルス
- タバコ
- 冷気
- お風呂などの蒸気
これらが喘息の発作が起きる代表的な原因です。
よく「アレルゲン物質」とか言われるものたちですよね。
結構どれも知っているものばかりだけど、お風呂の蒸気は意外だったという方も多いんじゃないかと思います。
実際にわが家の旦那さんは、喘息の発作が出ているときはお風呂の湯気がつらそうです。
この原因たちからわが子を遠ざけることが喘息予防になるんですね。
過度に怖がらない!できることから始めよう!
「畳から出るダニや埃が良くない」
「ペットの毛に反応して喘息になるらしいよ」
「お風呂の湯気に反応して咳が出るんだって!」
とはいっても
- 和室がお家にある人が、子供が喘息にならないために和室のない家に引っ越しする
- ペットを飼っている人が、ペットを飼うのをやめる
- 蒸気を吸わないようにお風呂は息を止めて入る
なんて、現実的じゃないですよね!
- こまめな掃除や換気
- タバコの煙からわが子を遠ざける
- 風邪をひかない・ひかせないようにする
- 花粉をお家の中に持ち込まない
日常的にちょっと気を付けるだけでできる対策は、たくさんあります。
我が家でも娘が喘息気味と診断をされた後、上記のような対策をしました。
それ以外に、なるべくお休みの日はお散歩に行き、娘も私も体力をつけて抵抗力を高めるようにしました。
子供の年齢や環境によっては、スイミングやスポーツを習わせて、適度に体力作りをするのもいいですよね。
そして、もしも実際に喘息を発症してしまっても、発作が起きないように、または発作を鎮めるためのお薬があります。
喘息“気味”の段階で、処方されたお薬をしっかり飲みながら対策をしたのも、娘の喘息のような咳が治った要因じゃないかと思っています。
大切なのは、なるかならないかも分からない喘息のために
“怯えて窮屈な生活をご両親がする・子供に強いる”よりも“軽度な喘息の症状を甘く見ずにしっかり受診・対処する”ということなんだと思います。
授乳中の苦しそうな呼吸と喘息についてのまとめ
授乳中の苦しそうな呼吸音は、喘息ではありませんでした。
ですが、これから発症するかもしれない喘息についても、心配になってしまいますよね。
- 喘息は遺伝する
- 小児喘息の発症は3歳までがピーク
- 小児喘息の70%は治る
- 赤ちゃんの喘息みたいな呼吸音は喘息ではないことがほとんど
大事な大事なわが子、少しの変化でも心配や不安になってしまいます。
ですが、怖がり過ぎないことが大切です。
とはいえ、赤ちゃんのことを一番分かっているお母さんの勘は正しいのも事実。
「でもでも、やっぱり なんかおかしいよ!」
と思ったら、専門家の意見を聞いて安心するためにも、かかりつけのお医者さんを受診してくださいね。
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